保険料
保険契約に基づき保険会社に対して支払うものです。保険は、会社資産の不慮の事故に備えて掛けるもので、建物・機械・製品などの火災保険・運送保険・盗難保険などがあります。
①本社ビルについて1億円の火災保険を掛け、1年分の保険料500,000円を現金で支払いました。
(借方)保険料500,000 | (貸方)現金500,000 |
②工場建物について保険金額30,000,000円、保険期間3年間の長期損害保険契約を締結し、今年度の保険料360,000円を現金で支払いました。
なお、保険金10,000,000円当たりの保険料のうち積立保険料の額は45,000円です。
(借方)保険積立金135,000 (借方)保険料225,000 |
(貸方)現金360,000 |
①保険料は年払いとされる場合が多いですが、1年分の保険料であれば継続処理を前提に支払時の費用とすることも認められています。
②保険期間が3年以上で、かつ保険期間満了後に満期返戻金を支払う旨の定めのある損害保険契約について保険料を支払った場合には、その支払った保険料のうち積立保険料に相当する部分の金額は、保険期間の満了または保険契約の解除もしくは失効の時までは資産に計上するものとし、その他の部分の金額は期間の経過に応じて損金の額に計上します。